かぜの症状に作用する漢方である
『小柴胡湯(しょうさいことう)』をイラストと語呂合わせで覚えていきましょう!
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作用についての説明文も載せましたが
イラストに記載したキーワードだけ覚えていれば十分試験には対応できると思います。
※作用については厚労省『試験問題の作成に関する手引き』より引用
『小柴胡湯(しょうさいことう)』のイラストと語呂合わせ
『小柴胡湯(しょうさいことう)』はかぜの症状に作用する漢方です。
※イラスト内の『作用』は覚えるキーポイントとなるものだけを記載しています。
※イラスト右上の「カ」「マ」「ダ」のマークはそれぞれカンゾウ・マオウ・ダイオウの有無を表しています。
語呂合わせ
小さい柴犬がお腹苦しそうにしてるの、かわいそうですね…
説明
体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされる。
不向き
胃腸虚弱、胃炎のような消化器症状にも用いられるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)には不向きとされる。
インターフェロン製剤で治療を受けている人は間質性肺炎のおそれが高まるため、使用を避ける。
副作用
まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害。
その他の副作用として、膀胱炎様症状(頻尿、排尿痛、血尿、残尿感)が現れることもある。
小柴胡湯の出題例(過去問より)
過去に出題された問題から『小柴胡湯』に関連した問題を集めました。
実際の試験でどういう風に出題されるのかがわかると覚えるべきポイントが掴みやすいと思います。
軽い腕試しにもどうぞ。
※『解答はここをクリック』を押すと解答と簡単な解説・関連リンクが表示されます。
a 葛根湯、小青竜湯にはカンゾウが含まれているので、重篤な副作用として偽アルドステロン症を生じることがある。
b 麻黄湯は、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感、発汗過多、全身脱力感等の副作用が現れやすいので、不向きである。
c 小柴胡湯は、まれに重篤な副作用として間質性肺炎や肝機能障害を生じるが、インターフェロン製剤を併用すると副作用は軽減される。
d 小建中湯は、重篤な副作用として、間質性肺炎や肝機能障害を生じる。
a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正
※R1 関西広域連合エリアより出題
a 正しい。▶葛根湯、小青竜湯
b 正しい。▶麻黄湯
c 誤り。小柴胡湯:インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける。
d 誤り。▶小建中湯
a 葛根湯
b 小青竜湯
c 麦門冬湯
d 小柴胡湯
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
※R2四国エリアより出題
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まとめ
漢方は種類が膨大な上、作用や注意事項・副作用など覚える内容も多く
登録販売者の学習範囲の中でもかなり大変な分野です。
しかも漢字は難しくて読みにくく、馴染みのない言い回しばかりでまったく頭に入ってこない。
今回ご紹介したのはわたしが試験勉強中に「どうにかして記憶にねじ込もう」と試行錯誤した中でできたイラストと語呂合わせです。
ちょっと無理矢理なところもありますが、
「なにこれ」と笑いながら楽しく見ていただければ幸いです。
ぜひご活用ください!
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