睡眠改善及び小児の甘に作用する漢方である
『 抑肝散(よくかんさん)/抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)』をイラストと語呂合わせで覚えていきましょう!
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作用についての説明文も載せましたが
イラストに記載したキーワードだけ覚えていれば十分試験には対応できると思います。
※作用については厚労省『試験問題の作成に関する手引き』より引用
『抑肝散(よくかんさん)/抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)』のイラストと語呂合わせ
『抑肝散(よくかんさん)/抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)』は睡眠改善及び小児の甘に作用する漢方です。
※イラスト内の『作用』は覚えるキーポイントとなるものだけを記載しています。
※イラスト右上の「カ」「マ」「ダ」のマークはそれぞれカンゾウ・マオウ・ダイオウの有無を表しています。
語呂合わせ
どちらも作用はほぼ同じですが
「やや消化器が弱いもの」に用いるのが抑肝散加陳皮半夏です。
説明
・抑肝散(よくかんさん)
体力中等度をめやすとして幅広く用いることができる。神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適す。
心不全を引き起こす可能性があるため、動くと息が苦しい、疲れやすい、足がむくむ、急に体重が増えた場合は直ちに医師の診療を受けるべきである。
・抑肝散加陳皮半夏
体力中等度をめやすとしてやや消化器が弱いものに幅広く用いることができる。神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、更年期障害、血の道症、歯ぎしりに適す。
抑肝散の出題例(過去問より)
過去に出題された問題から『抑肝散』に関連した問題です。
実際の試験でどういう風に出題されるのかがわかると覚えるべきポイントが掴みやすいと思います。
軽い腕試しにもどうぞ。
※『解答はここをクリック』を押すと解答と簡単な解説・関連リンクが表示されます。
1 抑肝散
2 五積散
3 小建中湯
4 柴胡加竜骨牡蛎湯
※R2中国エリアより出題
●神経質、精神不安、不眠等の症状の改善を目的とした漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 加味帰脾湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの精神不安や神経症、不眠症に用いられる。
b 柴胡加竜骨牡蠣湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症に用いられる。
c 酸棗仁湯は、体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状、神経症に用いられる。
d 抑肝散は、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの不眠症などに用いられ、また小児夜なきにも用いられる。
R1関西広域連合より出題
a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 誤 正
※R1関西広域連合より出題
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まとめ
漢方は種類が膨大な上、作用や注意事項・副作用など覚える内容も多く
登録販売者の学習範囲の中でもかなり大変な分野です。
しかも漢字は難しくて読みにくく、馴染みのない言い回しばかりでまったく頭に入ってこない。
今回ご紹介したのは
わたしが試験勉強中に「どうにかして記憶にねじ込もう」と試行錯誤した中でできた
イラストと語呂合わせです。
ちょっと無理矢理なところもありますが、
「なにこれ」と笑いながら楽しく見ていただければ幸いです。
ぜひご活用ください!
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